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マティーニ

_____________ ≪マティーニ≫ 一般的なレシピとつくり方 _____________

ドライジン 4/5、ドライベルモット 1/5をステアして、カクテルグラスに注ぎ、
カクテルピンに刺したオリーブを飾ります。

時代は変わっても衰えることなく愛され続けている「カクテルの王様」です。

マティーニほど数々の逸話と伝説に飾られたカクテルはないでしょう。
「カクテルの王様」と呼ばれるその味の核心は、
お酒として完成されたドライジンとドライベルモットだけを使っている点に潜んでいるかもしれません。

マティーニの誕生は1851年。
ニューオーリンズのチャールズ・ウォルサムが、
フランス産のノイリープラットのドライベルモットを100ケース輸入したことで、
それまでスイートベルモットを使っていた「ジン&イット」を
ドライジン、ドライベルモットでつくるようになり、今では辛口カクテルの代名詞となっています。

全般的にドライ傾向のマティーニですが、超ドライにつくるなら、
ドライベルモットだけをステアし、それを一旦捨てて、
その中にジンだけを注ぎ、ステアするというつくり方もあります。

また、かの文豪へミングウェイは、「15対1」の超ドライなマティーニ、
そして故イギリス首相チャーチルに至っては、ベルモットの瓶を眺めながら
ドライジンをストレートで飲むという究極のドライマティーニを楽しんだという逸話も残っています。

いずれにしても、マティーニラバーの数だけマティーニ論議。
いくつものレシピが存在して、それを誰も譲ろうとしないのが、「マティーニ」なのです。

ちなみに、1979年に出版された『ザ・パーフェクト・マティーニ・ブック』では
268種類のレシピが紹介されています。
ドライジンとベルモットというシンプルな組み合わせのため、
かえって奥深いカクテルともいわれ、
バーテンダーの技量が試されるカクテルでもあります。

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ギムレット

_____________ ≪ギムレット≫  一般的なレシピとつくり方 _____________

ジン 45ml、ライムジュース 15mlをシェークしカクテルグラスに注ぎます。

シェークでつくるカクテルの代表格でもあります。
ギムレットは1890年、イギリス海軍の軍医が発案しました。
軍医はすきっ腹に強い酒を飲むのは悪いと考え、
軍艦につんであったライムを搾り、ジンと混ぜて飲むことを推奨しました。

その軍医の名がギムレットで、その後サーの称号を賜り
ギムレット卿と呼ばれるようになりました。

飲み口がさっぱりとしていて、心身ともにリラックスできるので将校たちの間で話題になり、
材料名をそのままつけたジンライムが、
その後提唱者であった卿の名を冠してギムレットと呼ばれるようになったということです。
当時の軍艦内ではありあわせのグラスに
樽出しのジンと絞ったばかりのライムを船のゆれに任せて飲んでいたのでしょうか。

現在ではフリップ・マーローの「長いお別れ」で知られていますが、
歴史的にも古いイギリス生まれのカクテルです。
レシピはいろいろありますが、一般的には、
フレッシュライムにコーディアルのライムまたはシロップを加えて作ります。

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スクリュードライバー

________ ≪スクリュードライバー≫ 一般的なレシピとつくり方  ________

大型のタンブラーにウォッカ45mlを注ぎ、氷を加えてオレンジジュースで満たします。
軽くステアし、オレンジ・スライスを飾ります。

オレンジジュースのナチュラルな酸味と甘味を
すっきりとしたウォッカが引締めた飲みやすいカクテルです。
「スクリュー・ドライバー」とは“ネジ回し(ドライバー)”のこと。
イランの油田(テキサスという説もある)の労働者たちが、ウオッカとオレンジジュースを
ネジ回しで混ぜて飲んだことから、この名前がついたともいわれています。
日本で知られるようになったのは、朝鮮戦争が終わりに近づいた1953年頃、
国内でウォッカが発売された勢いに乗って猛烈な勢いで流行しました。

今ではバーのメニューにはほとんど載っており、かなり浸透度の高いカクテルとなりました。
最近ではケビン・コスナーとホイットニー・ヒューストン共演の映画「ボディ・ガード」に
このカクテルが登場し、注目を浴びました。

オレンジ・ジュースは、カリフォルニア最南端の地サンディエゴにある
カトリック教会の神父たちが伝道の傍ら、
乾いた土地を耕してオレンジを植えたのが始まりといわれています。

その後、太陽の恵みを受け、
カリフォルニアは巨大なオレンジ王国として知られるようになりました。
つまり、スクリュードライバーはアメリカそのもののカクテルとも言えます。

クセのないウオッカとオレンジジュースの組み合わせなので、
とても口当たりがよく、お酒の苦手な女性でも飲め、
アルコール度数もそれほど強くなく飲みやすいタイプです。

しかし、戦後はオレンジジュースがなく濃縮果汁を水で希釈したオレンジジュースであったため、
ウオツカの味がせず、スイスイと飲んでしまい、足元がふらふらするところから、
別名「レディーキラー」とも呼ばれていました。
オレンジジュースをグレープフルーツジュースにかえると「ソルティ・ドッグ」、
トマトジュースにかえると「ブラッディ・メアリー」、アップルジュースにかえると「ビック・アップル」、
クランベリージュースにかえると「ケープ・コッダー」になります。

またベースのウォッカをジンに変えると「オレンジ・ブロッサム」になります。
さらにはスクリュードライバーに、ガリアーノという黄色い甘口のリキュールを加えると
「ハーベイ・ウォールバンガー」というカクテルになります。

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マンハッタン

____________ ≪マンハッタン≫  一般的なレシピとつくり方  ____________

カナディアン・ウイスキー(またはライ・ウイスキー) 2/3、スイート・ベルモット 1/3、
アンゴスチュラ・ビターズ1dash をミキシング・グラスに入れてステアし、
カクテル・グラスに注ぎます。カクテルピンに刺したマラスキーノチェリーを飾ります。

ライトな味わいのカナディアンウイスキーとベルモットのハーブの味わいが調和し、
アンゴスチュラ・ビターズがアクセントとして全体をまとめています。
透明感のある琥珀色のきれいなカクテル。
世界で最も有名なカクテルのひとつ「マンハッタン」の誕生には諸説ありますが、
第19代アメリカ大統領選の際、
かのチャーチル首相の母親ジェロニー・ジェロームがニューヨークのマンハッタン・クラブで、
第19代大統領選に打って出た民主党のティルデン候補の応援演説パーティーの際、
ウイスキーとスイートベルモットの組み合わせを提案したという話が有名です。

この新しいカクテルは参加者から好評を博し、
クラブの名前にちなんで「マンハッタン」と名づけられたとのことです。

ちなみに、この際使われたウイスキーはクラブ・ウイスキーと呼ばれる
カナディアン・クラブの前身のウイスキー。
当然、今マンハッタンを作るとすれば、カナディアン・クラブを使うのが正統派といえます。

それ以来、マンハッタンは“カクテルの女王”として「マティーニ」と並び称されています。
息子チャーチルはマティーニをこよなく愛したと伝えられ、マンハッタンを生み出した母と
マティーニをこよなく愛した息子として、親子でカクテル伝説を残しています。
かつての禁酒法時代を舞台にしたアメリカの映画、「お熱いのがお好き」で
マリリン・モンローが演じるシュガーたちが、一生懸命汽車の中で作るシーンが有名です。

また、キャサリン・ヘップバーン主演の「旅情」の中で
ロマンチックなベニスの街のホテルの女主人と「友好のために」といって乾杯するシーンにも
登場します。
昔からパーティには欠かせないカクテルで、
スイート・ベルモットを使った甘めの味は女性にも好まれる味わいです。

チェリーをオリーブにして、スイートベルモットをドライベルモットに変えることにより、
ドライマンハッタンというカクテルになります。

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